どどめ (埼玉の方言)
〈熟した〉桑の実。 どどめをくーと口がまっかになるよ(桑の実を食べると口が真っ赤になるよ)
どやす (奈良の方言)
〜りとばす。なぐる。 お客さんになめた口きいてたら、おやっさんにどやされるで(お客さんに生意気な口をきいてたら、親方に〜りとばされるぞ)
なびる (埼玉の方言)
塗る。 傷口に薬をなびっとけ(傷口に薬を塗っておけ)
にくじ (山口の方言)
悪口。皮肉。嫌み。 お父さんは酒をのむと、いっつもにくじばっかりっちゃー(お父さんは酒を飲むと、いつも悪口ばかりだ)
ねっぱす (宮城の方言)
張り付ける。 そのふぐろのくづ、ねっぱしぇ(その袋の口を貼れ)古語「ねばすねばるようにする」から。
はつめーな (石川の方言)
聡明な。利口な。 あんたさんに似て、はつめーな子になってやわいね(あなたに似て利口な子になるよ)
ひでる (熊本の方言)
ひりひりと痛む。 傷口ヨードチンキばぬりたくっとひでるこつが(傷口にヨードチンキを塗るとひりひりと痛むことよ!)
ほげたあく (奈良の方言)
口答えする。 親にほげたあくとは一〇年早いわ(親に口答えするとは一〇年早いぞ)
まねる (栃木の方言)
告げ口する。言いつける。 火わすらすっと、父ちゃんにまねてやっかんね(火遊びしたら、父ちゃんに言いつけてやるからね)
もとらねー (群馬の方言)
なめらかに動かない。 さぶくって口がもとらねー(寒くて口がなめらかに動かない)