とこねん (奈良の方言)
夕涼み用の台。 仕事をしもて、とこねんで食べるまっかはほんまおいしいなあ(仕事を終えて夕涼みの台に座って食べるマクワウリは本当に美味しいね)
〜とさい (滋賀の方言)
「〜としたら」の意味の条件句。 おこるとさいガ、もーはい、泣き立てよるんや(〜るとすぐに、もう早く、泣き立てやがるのだ)
どけだっか (熊本の方言)
味がしつこい。 こん肉は脂身のつきすぎとるけん、どけだっか(この肉は脂身がつきすぎているから、味がしつこい)
なんば(1) (滋賀の方言)
とうがらし(蕃椒)。南蛮胡椒。 こーとに、な。なんばの味噌炊きばっかのさいやて(旧来の簡素に、ねえ。とうがらしの味噌煮ばかりのおかずだって)
にょんにょさま (宮城の方言)
神仏をいう幼児語。 にょんにょさまさ、てぇあしぇろ(神様に手を合わせなさい)神仏、日・月など尊ぶべきものを意味する古語「ののさま」の転。
〜ばしするごと (長崎の方言)
〜もしないくせに。 食いばしするごと、次から次こーてきておーじょすっ(食べもしないくせに、次から次へと買ってきて全く困ったものだ)非難する意味合いが強い。
ばーか〜 (新潟の方言)
大変〜。非常に〜。 ばーかうんめ(ひどくおいしい)形容詞・形容動詞に上接して意味を強める。
ひどい (徳島の方言)
すごい。えらい。 あんなこまい子が一人で大阪まで行ったんでよ。ひどいなあ(あんなに小さい子が一人で大阪に行ったんだよ。すごいなあ)程度が甚だしい場合に良い意味でも用いられる。
びっすいか (熊本の方言)
何となくすっぱい。 こんみそしゅらびっすいか味のすんねー(このみそ汁は何となくすっぱい味がするねえ)
〜まいか(1) (三重の方言)
〜しようよ。 はよよばれよまいか(早くご馳走になろうよ)勧誘。動詞の意志形につく。ちなみに志摩で「行かまいか」と言うときは、「行かずにおこうか」という意味である。