いけいけ (奈良の方言)
間に合わせ。相殺。 おまえからかったお金、今日のひる飯でいけいけにしてなあ(あなたから借りていたお金、今日の昼食代で相殺にしてね)
いのく (奈良の方言)
動く。 細かい仕事してんねんさかい、いのくな(細かい仕事しているのだから、動くな)
いらう・いろー (奈良の方言)
触る。 ごちゃごちゃいろたらあかんがな(ごそごそと触ったらだめじゃないか)
おとろしい (奈良の方言)
わずらわしい。 そんなおとろしいことわしよーしゃんで(そのようなわずらわしいことを私はできないよ)
おとんぼ (奈良の方言)
末っ子。 隣のおとんぼ、嫁さんもらわはるらしいで(隣の末っ子、嫁さんをもらうらしいよ)男女を問わず、末っ子のこと。
おんづまり (奈良の方言)
無理の結果。 しまいにおんづまりが来るで(最後にはどうにもならなくなるぞ)無理を重ねたためどうにもならなくなること。
しょーぶわけ (奈良の方言)
形見分け。 おばあさんのしょーぶわけに西陣の帯もろてん(おばあさんの形見分けに西陣織の帯をもらったんだ)
せすい (奈良の方言)
利益の薄い。 この儲け、そねんせすいんか(この儲けは、そんなに薄いのか)
せんど (奈良の方言)
何度も。十分に。 あの子にはせんどゆーて聞かしたはずやで(あの子には十分に注意したはずだよ)
ため (奈良の方言)
贈答品の返礼。 結婚祝いのためは一割が相場や(結婚祝いの返礼は一割が相場だ)