あて (京都の方言)
私。 あてかてしてみとおす(私だってしてみたいです)女性が用いる。まれに男性も。
あね (新潟の方言)
若い女性。嫁。 あこのあねはよーはたらくのー(あそこの嫁はよく働くねえ)「あ」を高く言うほうが、「ね」を高くいう言い方よりも丁寧な言い方。
あらいまて (栃木の方言)
食器洗い。 今日はおっかーがいねから、あらいまででもやっかー(今日は女房がいないから、食器洗いでもやるか)
うち (京都の方言)
私。 うっとこ(うちとこ)おいないな(私の家においでよ)女性が子どもの頃から用いる。男の子は「わし」「ぼく」「おれ」などと言う。
うら (福井の方言)
私〈自称代名詞〉。 うら、いなんだで、なーも知らんのやって(私はいなかったので、何も知らないんだ)嶺南では「わし」〈男〉、「うち」〈女〉。
〜え (京都の方言)
〜よ。軽く念を押す。 さっき帰らはったえ(先ほどお帰りになったよ)主に女性が用いる。
おいかー (石川の方言)
そうだ〈応答詞〉。 おいかー、昨日いってんちん(そうそう、昨日行ったんだよ)主に女性が使う。男性は「おいや」。加賀地方では「おいね」。
おえはん (大阪の方言)
大奥様。女主人。 おえはんに相談してからにしょーか(大奥様に相談してからにしようか)
おかちん 【御餅】 (東京の方言)
女や子どものことばで、餅をいう。 おかちん焼いてちょうだい
おかべ (鹿児島の方言)
豆腐。 あひこんおかべは、んまかどー(あそこの豆腐はおいしいよ)女房ことば「御壁〈白くて平らなことから豆腐を表すようになった〉」に由来する。