せらいご (大分の方言)
養子をもらって育てているうちに生まれた実子。 後藤さんとこにゃせらいごが生まれたそうな(〈養子をもらって育てていた〉後藤さんの家にはせらいご〈実子〉が生まれたそうだ)「〈跡目を争う〉競り合い子」の転。
そらやま (島根の方言)
家の近くの山。 そらやまのはたけで、しごとしよーとですよ(近くの山の畑で働いていますよ)
そーのー (奈良の方言)
家屋に隣接する畑。 ちょっと悪いねんけどよ、そーのーでネギとってきてくれよ(ちょっと悪いのだけれども、家の隣の畑でネギとってきてよ)
たたる (長野の方言)
建つ。 空き地に大きな家ガたたった(空き地に大きな家が建った)
たでる (青森の方言)
犬などを飼う。 おめの家で犬たででらな(あなたの家で犬を飼ってますか)南部では「あずがる」。
たもれ (徳島の方言)
下さい。 わんくでよけりゃー、また来てたもれ(私の家で良かったら、また来てください)
だんさん (島根の方言)
旧家や特定の職業の男性。 むかしゃー、だんさんばっかーが、わしゆーてのー(昔は、旧家の旦那さんだけが、自分のことを「わし」と言っていた)
ちゃりこい (山口の方言)
すばしこい。 隣の家の子どもはちっちゃいころからぶちちゃりこい(隣の家の子どもは小さい頃からとてもすばしこい)
ちょーはい (富山の方言)
親戚の家に泊まりこみで遊びにいくこと。 またちょーはいにきてください(また泊まりこみで遊びにきてください)
ちんちん (鳥取の方言)
親しい仲。親友。 彼とは家がつかかったけー、げだごの頃から一緒にあそんだりろこーに行ったり、ずーっとちんちんだった(彼とは家が近かったので、子どもの頃から一緒に遊んだり旅行に行ったり、ずーと親しい仲だ…