えんこ (愛媛の方言)
河童。水中の化け物。 土用にうみぃはいったら、えんこにつべぬかれるぞ(土用に海へ入ったら、河童にお尻を抜かれるぞ)「猿猴」から。
おめる (鳥取の方言)
尻込みする。ためらう。 おめるこどもには、気楽に話しかけることもできんよなー(人前で尻込みする子には、気楽に話しかけることもできないよねー)
かっぱしょる (神奈川の方言)
尻をはしょる。 けつ、かっぱしょってかけだしたーよー(尻をはしょって、走り出したよ)
きゃーふかぶい (佐賀の方言)
引っ込み思案。意気地なし。 嫁くさんの尻にしかれとんさったい。きゃーふかぶいばい(お嫁さんの尻にしかれておいでだよ。意気地なしだよ)
けつふり (神奈川の方言)
せきれい〈鳥〉。 ありゃー、けつふりっせーだ。けつぉー、よく振るだーよ(あの鳥は、けつふりというんだ。尻をよく振るんだよ)
しちべた (石川の方言)
尻。太もも。 そんな、地べたねまったら、しちべた、ちぶたーならんけ(そんな、地べたに座ったら、お尻が冷たくならないか)
しっぱね (秋田の方言)
泥はね。 車にしっぱねかげらえだ(車に泥はねをかけられた)「尻(しり)跳(はね)」から。
しりこぶた (兵庫の方言)
尻〈の肉の多い部分〉。 尻こぶたがちーと痛いわ(尻がちょっと痛いよ)
じゃんか (埼玉の方言)
あばた。 尻がじゃんかになってる(尻があばたになっている)
じょーり (埼玉の方言)
草(ぞう)履(り)。 ぬかってるとこをじょーりばきだとしりっぱねがあがっちまう(ぬかるんでいる所を草履ばきだと尻まで泥がはねあがってしまう)