あえべ (山形の方言)
行こう。 いっしょにえーガさ、あえべ(一緒に映画に行こう)
ある(1) (山形の方言)
入学する。 おらいの孫、こどすがら、高校あガるんだ(うちの孫は今年から高校に入学するんだ)
ある(2) (山形の方言)
部屋に入る。 とがいどご、よぐきたなー。あガらっしゃい(遠いところよく来たね。入ってください)
あつる (山形の方言)
一歩ずつ進む。 部屋んなが、あゴつるとごもなぐ、つらけった(部屋の中が足を踏み入れるところもなく散らかっている)
あざぐ (山形の方言)
無断で搔き回し探す。 おれのつぐえのなが、あざぐな(おれの机の中を搔き回すな)
あしぇる (山形の方言)
混ぜる。 むがす、しぇで、豆煮で、すおど、こーずあしぇで、味噌つぐったもんだ(昔は家で豆を煮て、塩と麴を混ぜて味噌を作ったもんだ)
あずげる (山形の方言)
与える。 こだなあぶないもの、子どもさあずげでだめだ(こんな危ないものを子どもに与えてはだめだ)
あわえに (山形の方言)
たまに。 しぇさ帰ってくっとぎ、あわえにうまいものでも買ってこい(家に帰って来るときは、たまにはうまい物でも買って来い)
いくれてん (山形の方言)
いい加減。 あのやづは、いっつもいくれてんゲなこどばりいってる(あの奴は、いつもいい加減なことばかり言っている)
いだまし (山形の方言)
惜しい。もったいない。 まんねんひづ川さおとしてしまっていだまし(万年筆を川に落としてしまってもったいない)