かえっぱり (山形の方言)
これっぽっち。 山菜かえっぱり、とってこねなが(山菜これしか取ってこないのか)「かえっぱす」「かえっぱがす」とも。
かぽし (山形の方言)
まぶしい。 あめあだまさ、ひあだで、かガぽし(はげ頭に日が当たってまぶしい)内陸では「まつぽい」。
かだる(1) (山形の方言)
話す。 人のわるぐぢばりかだでいねで(人の悪口ばかりしゃべらないで)
かだる(2) (山形の方言)
仲間に加わる。 あそびさおれもかだっぞ(遊びにおれも入るよ)「かだなる」とも。
かちゃばぐ (山形の方言)
ひっかく。 ねごがらかちゃばがえで、手さ傷でぎだ(猫にひっかかれて手に傷ができた)
かっちゃ (山形の方言)
さかさま。 着物かっちゃえきて、そどさでっどわらわえっじぇ(着物を裏返しに着て外に出ると笑われるよ)
かづげる・かつける (山形の方言)
他人のせいにする。 ほーゆーごどは、人さかづげでだめったな(そういうことは人のせいにしてはだめじゃないか)
かど (山形の方言)
鰊。 昔はかどなど、やんだほど食ったったな(昔は鰊なんか嫌になるほど食べたなあ)
かます (山形の方言)
かきまわす。 あまさげよぐかまして飲まんなね(甘酒はよくかきまわして飲まなければならない)
がおる (山形の方言)
衰弱する。 きょーだば、ごじがんもあるいだはげ、がおってしまった(今日は五時間も歩いたから疲れてしまった)