あったらしか (鹿児島の方言)
もったいない。 まだつこがなって、あったらしかことしやんな(まだ使えるのに、もったいないことをするな)古語の「あたらし〈惜〉」の意味を残している。
いんでくる (徳島の方言)
帰る。 もー、おそーなったけん、いんでくるわな(もう遅くなったから帰るよ)戻ってくる意味はない。
おべる (秋田の方言)
知る。わかる。 クイズの答おべた(クイズの答がわかった)おべたふりこぐな(知ったかぶりするな)「覚える」から。「記憶する」という意味から派生した用法。
け〜 (鹿児島の方言)
動詞の意味を強める接頭語。 たのまれちょったどん、けわすれた(頼まれていたけれども忘れた)あや事故で、けしんだちよ(あの人は事故でなくなったそうだよ)
こじょやか(1) (群馬の方言)
物静かなさま。 あの人は、こじょやかな人だいね(あの人は物静かな人だよね)清楚であるというような良い意味で使われる。
さっち (福岡の方言)
かならず。 さっち、くるけんね(かならず来るからね)「しゃっち」「さっちが」とも。「さっちみち」という言い方もあるがやや意味が弱まる。
だら (島根の方言)
愚か者。怠惰なこと。無意味なこと。 しごともせんで、だらばっかーいっちょー(仕事もしないで、怠けている)「だらず」とも。
ちむえー (沖縄の方言)
意味。わけ。 あん する くとぅぬ ちむえー わからん(ああすることの意味がわからない)
〜とさい (滋賀の方言)
「〜としたら」の意味の条件句。 おこるとさいガ、もーはい、泣き立てよるんや(〜るとすぐに、もう早く、泣き立てやがるのだ)
にょんにょさま (宮城の方言)
神仏をいう幼児語。 にょんにょさまさ、てぇあしぇろ(神様に手を合わせなさい)神仏、日・月など尊ぶべきものを意味する古語「ののさま」の転。