おろこばえ・おろかばえ (香川の方言)
実生。 いつのまにやら、おろかばえがでとるぜ(種をまいてないのに木〈野菜〉が生えている)
かがやく(1) (群馬の方言)
探し回る。 栗のしたかがやいてみんなもってっちゃった(栗の木の下を探し回って、栗をみんな持っていってしまった)
かたぐ (広島の方言)
〈荷物を一人で〉肩に担ぐ。 材木をかるがるとかたいでいきよる(材木を軽々と担いで行きつつある)
かっぽろぐ (栃木の方言)
揺り動かす。ゆする。 栗の木をかっぽろぐのはえーけど、頭にえががおっこってくっからきーつけろ(栗の木をゆするのはいいが、頭に毬(いが)が落ちてくるから気をつけろ)
がまわれ (北海道の方言)
寒さで木が凍り割れる。 ゆうべもしばれてがまわれの音してたもね(昨夜も冷え込んでがまわれの音がしていたものね)
がんび (北海道の方言)
白樺の木やその皮。 むかしはがんび、すとふのたきつけにしたもんだ(昔はがんびをストーブのたきつけにしたものだ)「すとふ」は古い言い方。
きばな (長野の方言)
細かな氷や雪が木の枝についたもの。 きばなガ咲いてきれいだ(立木に氷がついて、きれいだ)
こびきちょー 【木挽町】 (東京の方言)
銀座〈中央区〉の木挽町にあったところから、歌舞伎座をいう。 歌舞伎座に行くことを「木挽町に行く」と、昭和の頃まで年輩者は言ったものである
こまか (福岡の方言)
細い。 こまかごたいばして(小さな体をして!)紐、木、腕、網の目などいずれにも使える。
さでくる (鳥取の方言)
落ちる。 柿をとらかともって、木に登り枝がおえてさでくりおった(柿を取ろうと思って、木に登り枝が折れて落ちた)