しょむ (兵庫の方言)
草木が密集する。混雑する。 杉の木がよーしょんどる(杉の木がよく密集している)
すいばり (山口の方言)
木の棘。 すいばりがささっちょらーね(棘が刺さっているよ)
つぼめぁ (岩手の方言)
庭。 ひれぁつぼめぁさ、はなっこだのにわぎだのうえれば、みべぁいぐなるなあ(広い庭に、花や植木などを植えると、きれいになるね)
でんぼ (岩手の方言)
かまきり(蟷螂)。 きのえだっこさ、でんガぼのたまゴ、くっついでだっちゃ(木の枝に、かまきりのたまごが付いていたよ)
なば (広島の方言)
茸。きのこ。たけ。木の子。 よーけ、なばとれたけー、こんやー釜飯にしよーやー(たくさん茸が採れたから今夜は釜飯にしようよ)
ねき (愛媛の方言)
すぐ近く。そば。 昔、学校のねきにおーけな桜の木(きー)があったんよ(昔、学校のすぐそばに大きな桜の木があったんだよ)「にき」とも。
ばんば (福井の方言)
木製雪かき具。 昔ぁ、屋根のぼって、ばんばで雪おろいたもんや(昔は、屋根にのぼって、木製の雪かき具で雪を下ろしたもんだ)嶺北では「こすき」「ばんばこ」、嶺南では「こすき」「てんずき」などとも。
ほきる (神奈川の方言)
草木などが〈人間も〉成長する。 この桑(くわ)よー、よくほきたなー(この桑はね、十分に成長したなあ)
ほきる (栃木の方言)
〈草木が〉伸びる。生い茂る。成長する。 しばらく草刈りしなかったら、せったけぐれーほきちゃった(しばらく草刈りしなかったら、背丈ほど伸びてしまった)
ほきる (群馬の方言)
草木が成長する。勢いよく伸びる。 桑は、まー、ほきるんがはいぇーよ(桑は、まあ、成長するのが早いよ)