あっかあっか (栃木の方言)
冷や冷やする。 何をいー出すかわがんねーと思って、あっかあっかしてたよ(何を言い出すかわからないと思って、冷や冷やしてたよ)
あったらもん (栃木の方言)
惜しむべき物。大切な物。 この古い帯は、あったらもんだがらすてんなよ(この古い帯は大切な物だから捨てるなよ)
あってこともねー (栃木の方言)
とんでもない。 車がぼっこれて行げなくなっちゃって、あったこどもねーこどんなっちゃってさ(車が故障して行けなくなって、とんでもないことになってさ)
あらいまて (栃木の方言)
食器洗い。 今日はおっかーがいねから、あらいまででもやっかー(今日は女房がいないから、食器洗いでもやるか)
うっつぁしー (栃木の方言)
うるさい。やかましい。 しつっけーへーがいて、うっつぁしくってしゃーね(しつこい蠅がいて、うるさくてしょうがない)
えっちかる (栃木の方言)
座る。腰を下ろす。 石の上にえっちかって、ひと休みすんべー(石の上に腰を下ろして、ひと休みしましょう)
おっける (栃木の方言)
倒れる。転ぶ。 台風で物置小屋がふっとんじゃーし、おっきな木もおっけされ、てーへんなこどんなっちゃった(台風で物置小屋が吹き飛ばされ、大きな木も倒され、大変なことになってしまった)
おっぺしょる (栃木の方言)
折る。曲げる。 花がきれーだがらって枝おっぺしょるなよ(花がきれいだからといって枝を折るなよ)
かっぽろぐ (栃木の方言)
揺り動かす。ゆする。 栗の木をかっぽろぐのはえーけど、頭にえががおっこってくっからきーつけろ(栗の木をゆするのはいいが、頭に毬(いが)が落ちてくるから気をつけろ)
かんぞ (栃木の方言)
かわいがること。大事にすること。 かんぞかんぞしてやっから、泣ぐんじゃねーよ(いい子だ、いい子だ、とかわいがってやるから、泣くんじゃないよ)