たなぎねこ (栃木の方言)
人に懐かない猫。人見知りする猫。 薄暗い所で生まれた猫じゃー、たなぎねごになるんだんべー(薄暗い所で生まれた猫では、人には懐かない猫になるだろう)
だいじ (栃木の方言)
大丈夫。心配がない。 今日はあんべがわりーとゆえば、行がなくったってだいじだ(今日はからだの調子がわるいと言えば、行かなくても大丈夫だ)
ちくらっぽ (栃木の方言)
噓。でたらめ。 ちくらっぽゆーと、えんまさまにべろ抜かれるど(うそをいうと、閻魔さまに舌を抜かれるよ)
ちっぽけっぽ (栃木の方言)
蟻地獄。 ありんどんが、ちっぽけっぽの穴ん中におっこったのを見たよ(蟻が、蟻地獄の穴の中に落ちたのを見たよ)
ちゃーる (栃木の方言)
捨てる。 ちんこくてめんごい猫なのに、だれがちゃーったんだんべ(小さくてかわいい猫なのに、だれが捨てたんだろう)
つっかけまんご (栃木の方言)
なすり合い。 としょりの面倒をだれがみるかで、つっかけまんごがはじまった(年寄りの面倒をだれが見るかで、なすり合いがはじまった)
つっぺる (栃木の方言)
踏み入る。入る。 ぼやっと歩いてたら、みずったまりにつっぺっちゃった(ぼんやり歩いていたら、水たまりに足を踏み入れてしまった)
てんずだんず (栃木の方言)
不揃い。 髪の長さがてんずだんずじゃみだぐりがわり(髪の長さが不揃いでは見た目がわるい)
でっかす (栃木の方言)
出会う。遭遇する。 山ん中で鹿にひょこっとでっかしたので、おったまげた(山中で鹿と突然に出会ったので、びっくりした)
とこげる (栃木の方言)
腐る。 ここんとご畳干しをしなかったもんだから、畳がぜんてとこげちゃった(最近畳を干さなかったので、すっかり腐ってしまった)