いっせつ (滋賀の方言)
いつも。 いっせつありゃこりゃばっかりしてて、わやなこっちゃ(いつもあべこべばかりしていて、拙(まず)いことだ)
うい (滋賀の方言)
申しわけない。 ほんなにぎょーさんしてもらうと、ういガね(そんなにたくさんしてもらうと、申しわけないよ)
うまくさい (滋賀の方言)
おいしそうな匂いがする。 つぶを炊いてたさかい、うまくさかったんやろ(田(た)螺(にし)を煮ていたので、おいしそうな匂いがしていたのだろう)
おきらす (滋賀の方言)
火を起こす。 先に炭をおきらしてから、ほこへ鍋を架けとくれ(先に炭を火起こししてから、そこへ鍋を架けておくれ)
おせんどさん (滋賀の方言)
ご苦労さん。慰労の挨拶。 はよしとくれて、おーきに。おせんどさんどしたなー(早くして下さって、ありがとう。ご苦労さんでした)
おーぼ (滋賀の方言)
世間の付き合い。 ちゃんと、おーぼしとかんならんのや(きちんと、付き合いをしておかないと、いけないのだ)
かてる (滋賀の方言)
凍り付く。 よさりは、かちんかちんに、かててるさかい、きーつけや(晩は、かちんかちんに凍り付いているから、気をつけな)
かんぱ (滋賀の方言)
漬け物。特に大根漬け。 おばやんガ漬けやんしたかんぱは、しょかろーてかなん(おばさんが漬けなさった大根漬は、塩っぱくて、かなわない)
きとろ (滋賀の方言)
隣家。特に北隣り。 ほや。ビールは、きとろの池で冷やしてもろてこ(そうだ。ビールは、北隣りの家の池〈井戸〉で冷やしてもらって来よう)
けでん (滋賀の方言)
がっかり。 のーなっても、けでんしなはんな(たとえ、なくなっても、がっかりしなさるな)