あばさける (福井の方言)
ふざける。 いつまでもあばさけてえんと、はよしねーの(いつまでもふざけていないで、早くしなさいよ)「きざえる」とも。
いらちか (福井の方言)
布を巻いたゴム紐。 パンツのいらちか伸びてもて、よーよわった(パンツのゴム紐が伸びてしまって、大変困った)
うら (福井の方言)
私〈自称代名詞〉。 うら、いなんだで、なーも知らんのやって(私はいなかったので、何も知らないんだ)嶺南では「わし」〈男〉、「うち」〈女〉。
えん (福井の方言)
いない。 くろーなったら、誰も公園にえんよんなってもた(暗くなったら、誰も公園にいなくなってしまった)
おぞい(1) (福井の方言)
古い。ひどい。 こんなおぞい車、よーのってるのー(こんな古い車によく乗っているねえ)毎日雪ふって、おぞいこっちゃった(毎日雪が降ってひどいことだった)
おちょきん (福井の方言)
正座。 行儀よー、おちょきんしてたべなあかんざ(行儀よく正座をして食べなくてはいけないよ)嶺南では「おっちん」。
おっけ (福井の方言)
(〜して)下さい。 いつまでも、もってえんと、はよおっけま(いつまでも持っていないで、早く下さいよ)かいとっけ(書いて下さい)
おとましー(1) (福井の方言)
惜しい。 大事なしなもん、こわいてもて、おとましーことしたのー(大事な品物を壊してしまって、惜しいことをしたねえ)
がぼる (福井の方言)
雪や泥に足がはまる。 雪に足がぼってよわったのー(雪に足がはまって困ったねえ)「ごぼる」「がぶる」とも。嶺南では「ぐいる」「ぐわる」。
じゃみじゃみ (福井の方言)
テレビ画面の砂嵐状態。 テレビおぞいで、じゃみじゃみんなって見られん(テレビが古いから画面が砂嵐状態になって見られない)