あかちょかべ (長崎の方言)
あーかんべ。 熊本県民謡「おてもやん」に出てくるお囃子「あかちゃかべっちゃか ちゃかちゃかちゃ」の前部分と関係があるかもしれない。
あせがる (長崎の方言)
あわてる。急ぐ。 はよあせがっていかんね(早く急いで行きなさいね)
あったらか (長崎の方言)
惜しい。 あったらかばよ。ふつっとは。まだ使わるっとに(惜しいなあ。捨てるのは。まだ使えるのに)
あもよ・あもじょ (長崎の方言)
おばけ。 泣きよったら、あもよの来るよ(泣いていたら、お化けが来るよ)幼児に向けて脅すようなしぐさとともに言う。
いが (長崎の方言)
赤ん坊。 あすこんいがは、かわいかなあ(あそこの赤ん坊はかわいいねえ)今は使わない。「いがいがと泣く」の古語から生まれたと言われるが、擬声語「いがいが」が使われることはない。
いっちょく (長崎の方言)
放っておく。 そがんとはいっちょかんね(そんなものは放っておけよ)
いっちょん (長崎の方言)
ちっとも。全然。 おうちんゆーことは、いっちょんわからんばい(あなたの言うことはちっとも解らないよ)
いら (長崎の方言)
お盆すぎの海で人の皮膚をさすクラゲ。 いらの出るけん、盆すぎにゃ泳がんとよ(クラゲが出るから、お盆過ぎには泳がないのよ)
うったまぐる (長崎の方言)
びっくりする。 あんときの雷にはうったまげたばよなー(あの時の雷にはびっくりしたよなあ)
おっちゃける (長崎の方言)
落ちる。 もーちっとで、おっちゃけるとこやった(もう少しで〈木から〉落ちるところだった)