ずつない (高知の方言)
つらい。やるせない。 あいつにずかれてずつない(あいつにられてやりきれない)
せわがる (高知の方言)
世話を焼く。 あのいとが準備をせわがってくれたきあてわなんにもすることがなかった(あの人が準備の面倒を見てくれたので私は何もすることがなかった)
たてり (高知の方言)
たてまえ。原則。 誰かひっとりがはらわいでめんめにはらうとゆーたてりでいこー(誰か一人が払わないで銘々が払うという原則で行こう)
たまー(るか) (高知の方言)
感嘆詞。 たまーるか、こんなふとい西瓜はめったにないが(まあ、こんなに大きいスイカは滅多にないよ)
たるばー (高知の方言)
思う存分。 毎日たるばーお酒を飲みよったら肝臓にわりーちや(毎日思い切りお酒を飲んでいたら肝臓にわるいよ)
〜だち (高知の方言)
〜したばかり。〜したて。 このぶんたんはちぎりだちやきまだあもーない(この文旦はもぎたてだからまだ甘くない)このこーひーいれだちやきおいしーがで(コーヒーは淹れたてだからおいしいよ)
ちゃがまる(1) (高知の方言)
壊れる。 石の上に落といたき、せっかくもろーたとけいがちゃがまった(石の上に落としたからせっかくもらった時計が壊れた)
ちゃがまる(2) (高知の方言)
だめになる。 一人だっけでやろーとするき全体の計画がちゃがまってしもーた(一人だけでやろうとするから全体の計画がだめになってしまった)
ちん (高知の方言)
男性にとっての古くからの親しい男性の友人。 あれはわしのちんやきなんでもいえるがよ(彼は私のごく親しい友達だから何でも言えるのだよ)
〜つろー・づろー (高知の方言)
「〜しただろう」の古い言い方。 きにょーわ高岡あたりまでいっつろー(昨日は高岡〈現土佐市〉あたりまで行っただろう)三合ばーは飲んづろー(三合ほどは飲んだだろう)「づろー」はナ行・バ行・マ行の動詞の撥音…