なおっ (鹿児島の方言)
移る。引っ越す。 とないなおっきもした(隣に引っ越して来ました)
にせ (鹿児島の方言)
青年。 さっき、にせんしがたんねっきちょいもしたど(さっき、青年たちが訪ねてきていましたよ)男性のみをさす。
はえ (鹿児島の方言)
南風。 はえんかぜ(南風)奄美では「ふぇんかぜ」。「東の風」は「こっかぜ」。
はげぃー (鹿児島の方言)
あらまあ。〈感動詞〉 はげぃー、なんな、にゃー、もどりんしょーりなー(まあ、あなたはもうお帰りになりますか)「あげぃー」「はけぃー」「いげぃー」などのバリエーションがある。
ばって (鹿児島の方言)
しかし。 むかしゃ、あつまっしもうけかったとばってなー(昔は集まる人も多かったけれどねえ)博多・長崎の「ばってん」につながる語。
ばば (鹿児島の方言)
通り。 たかんばば(高見馬場〈地名〉)いないばば(稲荷馬場〈地名〉)せんごっばば(千石馬場〈地名〉)江戸時代、武士が乗馬をしたり馬をつないだりした場所。
ぱん (鹿児島の方言)
食わん。 ぱんなぱん(パンは食べない)「くわん→くゎん→ぱん」と変化したもの。同じように「食う」は「ぷ」、「食え」は「ぺ」となる。
〜ひこ (鹿児島の方言)
〜だけ。 こんいおは、いっぴっ、どひこじゃひな(この魚は一匹いくらですか)よかひこもっいっきゃんせ(好きなだけ持って行きなさい)
ひっちゃゆっ (鹿児島の方言)
落ちる。 かっのみがひっちゃえちょっど(柿の実が落ちているよ)「あゆっ」とも。「ひっ」は接頭語。
びんた (鹿児島の方言)
頭。首から上。 びんたがうっ(頭痛がする)びんたんけ(頭の毛)かつおんびんた(カツオの頭の部分の料理)