ちん (滋賀の方言)
携える間食物。 ぎょーさん、ちんもって、二人てらって、どこいくんや(たくさんおやつを持って、二人連れ立って、どこに行くのかい)
ちんちん (滋賀の方言)
親密な間柄。 ほーやろ。やっぱ、あの二人は、ちんちんやろ(そうだろう。やはり、あの二人は大の仲良しだろう)
てざらい (滋賀の方言)
熊手。熊ざらい。 りんちょくに、てざらいつこて遣り直しとかる(几帳面に、熊手を使って遣り直して置きなさる)
てべす (滋賀の方言)
手拍子。 いかえ声して、てべす叩いて、わろてやーる(大きい声して、手拍子を叩いて、笑っていなさる)
てんこもり (滋賀の方言)
山盛り。 よくどしー、めしをてんこもりして、くとった(欲張り、ごはんを山盛りして食べていやがった)
てんじょつく (滋賀の方言)
べったりと両手をつく。 あガりとにてんじょついて、謝らはったゲな(戸口にべったり両手をついて、謝罪しなさったそうな)
〜とこと (滋賀の方言)
締め括る意。 じょーずゆーてるやろ。ほんなことしたら、あかんとこと(いつも言っているだろう。そんなことしたら、いけないてば)
〜とさい (滋賀の方言)
「〜としたら」の意味の条件句。 おこるとさいガ、もーはい、泣き立てよるんや(〜るとすぐに、もう早く、泣き立てやがるのだ)
とひょーもない (滋賀の方言)
とてつもない。 しょーむないもんを、とひょーもない値で、こーてしもた(つまらぬ物を、とてつもない値段で、買ってしまった)
なまずけない (滋賀の方言)
物ぐさな。 なまずけない。懐手してて、でけよかい(物ぐさだ。懐手していて出来るものか)