たっぺ (栃木の方言)
霜柱。 今朝はさみーともったら、たっぺがはりやんしたねー(今朝は寒いと思ったら、霜柱が立ちましたね)
たなぎねこ (栃木の方言)
人に懐かない猫。人見知りする猫。 薄暗い所で生まれた猫じゃー、たなぎねごになるんだんべー(薄暗い所で生まれた猫では、人には懐かない猫になるだろう)
ちくらっぽ (栃木の方言)
噓。でたらめ。 ちくらっぽゆーと、えんまさまにべろ抜かれるど(うそをいうと、閻魔さまに舌を抜かれるよ)
ちっぽけっぽ (栃木の方言)
蟻地獄。 ありんどんが、ちっぽけっぽの穴ん中におっこったのを見たよ(蟻が、蟻地獄の穴の中に落ちたのを見たよ)
つっかけまんご (栃木の方言)
なすり合い。 としょりの面倒をだれがみるかで、つっかけまんごがはじまった(年寄りの面倒をだれが見るかで、なすり合いがはじまった)
でっかす (栃木の方言)
出会う。遭遇する。 山ん中で鹿にひょこっとでっかしたので、おったまげた(山中で鹿と突然に出会ったので、びっくりした)
とこげる (栃木の方言)
腐る。 ここんとご畳干しをしなかったもんだから、畳がぜんてとこげちゃった(最近畳を干さなかったので、すっかり腐ってしまった)
ととろずく (栃木の方言)
あわてる。 ひょっこら来たんでととろずいたよ(ひょっこり来たのであわてたよ)
とろっぴ (栃木の方言)
いつも。 隣のばーさんはとろっぴあすびにくる(隣のおばあさんはいつも遊びに来る)
ねんじこんじ (栃木の方言)
もじもじしているさま。 ねんじこんじしてっから、しょんべんでもしてんだんべ(もじもじしているから、小便でもしたいのでしょう)