てせ (鹿児島の方言)
疲れる。 まごはむぜどん、もやてせねー(孫はかわいいけれど、守りは疲れるねえ)「てそか」とも。
とぜんね (鹿児島の方言)
さみしい。 とぜんねこっ、ごわしたなー(さみしいことでございましたね〈弔いの詞〉)古語の「徒然」に由来。
〜ど (鹿児島の方言)
〜よ。 あたやも、しごたすんもしたど(私はもう仕事は済みましたよ)終助詞。
〜どん (鹿児島の方言)
〜さん。 せごどん(西郷さん)むこどん(お婿さん)おやっどん(お父さん)軽い敬意を表す接尾語。
なおっ (鹿児島の方言)
移る。引っ越す。 とないなおっきもした(隣に引っ越して来ました)
ばば (鹿児島の方言)
通り。 たかんばば(高見馬場〈地名〉)いないばば(稲荷馬場〈地名〉)せんごっばば(千石馬場〈地名〉)江戸時代、武士が乗馬をしたり馬をつないだりした場所。
〜ひこ (鹿児島の方言)
〜だけ。 こんいおは、いっぴっ、どひこじゃひな(この魚は一匹いくらですか)よかひこもっいっきゃんせ(好きなだけ持って行きなさい)
びんた (鹿児島の方言)
頭。首から上。 びんたがうっ(頭痛がする)びんたんけ(頭の毛)かつおんびんた(カツオの頭の部分の料理)
ぶえん (鹿児島の方言)
鮮魚。 ぶえんはいーやはんどかい(鮮魚はいりませんか)「塩をしていない魚」の意。
へっ (鹿児島の方言)
肩から背中にかけての部分。 へっがでよた(肩こりが出た)へっがまえきた(肩こりが前へきた、前の方まで痛くなった)「へき」の変化した語。