あんしのぎょ【晏子之御】
他人の権威を笠にきて得意がり、自らの低い地位に満足している小人物のたとえ。
あんねいちつじょ【安寧秩序】
国や社会が落ち着いていて、乱れていないこと。平和で不安がなく、秩序立っていること。▽「安寧」は穏やかに治まり、不安のないこと。
あんらくじょうど【安楽浄土】
仏教で、阿弥陀仏あみだぶつがいるという、苦しみや悩みのまったくない安楽な世界。一般には、すべてに満ち足りていることのたとえ。
いいきのき【異域之鬼】
外国にいて、祖国に帰れずに死ぬこと。また、その魂。▽「異域」は外国、「鬼」は死者の魂の意。本来は他国に魂がとどまり、遺骸いがいも祖国に帰れないことを指した。
いいだくだく【唯唯諾諾】
事のよしあしにかかわらず、何事でもはいはいと従うさま。人の言いなりになり、おもねるさま。「はい、はい」の意。▽「唯」「諾」ともに「はい」という応答の辞。
いきしょうてん【意気衝天】
意気込みや元気が、このうえなく盛んな状態。▽「衝天」は天を突き上げる意。勢いの盛んなことのたとえ。「意気いき天てんを衝つく」と訓読する。
いくいくせいせい【郁郁青青】
青々と生い茂り、よい香りを漂わせているさま。もと水際に生えたよろい草やふじばかまの様子をいった語。▽「郁郁」は香りのよいさま。「青青」は生い茂るさま。
いしきもうろう【意識朦朧】
意識が薄れ、心の働きがぼんやりとかすんでいるさま。意識不明の手前の状態。
いしはくじゃく【意志薄弱】
意志が弱くて決断することができなかったり、物事を我慢する気持ちの弱いさま。また、一度決めたことを、人の意見ですぐ翻す場合にも用いる。
いしひょうじ【意思表示】
心で思っていることを、他人にわかるように明らかにすること。また、法律用語で、一定の法律上の効果を発生させるために、意思を外部に表示する行為のこと。