ぐうぞうすうはい【偶像崇拝】
偶像を信仰の対象として重んじ尊ぶこと。神仏を具象するものとして作られた像などを、信仰の対象としてあがめ尊ぶこと。また、あるものを絶対的な権威として無批判に尊ぶこと。▽「偶像」は神仏などにかたどり、信仰の対象として作られた像。崇拝や盲信の対象となるもののこと。
ぐこういざん【愚公移山】
何事も根気よく努力を続ければ、最後には成功することのたとえ。
ぐしゃのいっとく【愚者一得】
愚か者でも、ときには役に立つような知恵を発揮するということのたとえ。
ぐちむち【愚痴無知】
愚かなこと。考えの足りないこと。
ぐふたいてん【倶不戴天】
「不倶戴天(ふぐたいてん)」に同じ。「—の敵を」〈浄・会稽山〉
ぐふとくく【求不得苦】
求めているものが得られない苦しみ。不老不死を求めても得られない苦しみのこと。また、物質的な欲望が満たされない苦しみのこと。
ぐもんぐとう【愚問愚答】
くだらない問答のこと。つまらない質問と、ばかげた回答のこと。
ぐもんじほう【求聞持法】
仏語。密教で、虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)を本尊として行う、記憶力増進のための修法。虚空蔵求聞法。
ぐんぎまんぷく【群疑満腹】
心が多くの疑問でいっぱいになること。また、多くの人がみな疑いの心を抱くこと。▽「群」は多いこと。また、多くの人の意。「群疑ぐんぎ、腹はらに満みつ」と訓読する。
ぐんけいせつじく【群軽折軸】
微細なものでも数多く集まれば大きなものになるたとえ。小さい力もこれを合わせ集めれば大きな力となるたとえ。きわめて軽いものでも多く積めば重くなって、それを載せた車の軸が折れてしまう意から。▽「群軽」は軽いものが多く集まったもの。「軸」は車の軸。「群軽ぐんけい軸じくを折おる」と訓読する。