りんねてんしょう【輪廻転生】
人が生まれ変わり、死に変わりし続けること。▽仏教語。「輪廻」は車輪がぐるぐると回転し続けるように、人が何度も生死を繰り返すことを指す。「転生」は生まれ変わること。「転生輪廻てんしょうりんね」ともいう。
りんぽうきりゅう【麟鳳亀竜】
太平の世になると現れると信じられていた四種の霊獣・霊鳥。麒麟きりん鳳凰ほうおう亀かめ竜のこと。転じて、非常にまれで珍しいもの、聖人・賢者のたとえ。▽麒麟・鳳凰・竜は想像上の動物で、太平の世に出現するというめでたいもの。「竜」は「りょう」とも読む。
りんみょうじゅうじ【臨命終時】
仏教のことばで、人の命が尽きようとするとき。略して、「臨終」という。
れいこんふめつ【霊魂不滅】
人間の魂は永遠で、肉体が死んでも変わらず存在しているという考え方。
れいだんじち【冷暖自知】
他人から言われなくても、自分のことは自分で分かること。水が冷たいか温かいかは、飲めばおのずと分かる意から。▽「冷暖れいだん自みずから知しる」と訓読する。
れいちょうねつば【冷嘲熱罵】
冷ややかにあざけって、盛んになじり非難すること。▽「嘲」はあざける、「罵」はののしる意。
れいにくいっち【霊肉一致】
霊魂も肉体も、ともに大切であるとするキリスト教の思想。
れんさはんのう【連鎖反応】
一つの反応によって、次の反応が引き起こされて、それが次々と進行すること。一つの事件が引き金となって、同様の事件が次々起こること。
れんべいじしょく【聯袂辞職】
大勢の者がまとまって、一斉に職を辞して抗議すること。▽「聯袂」はたもとを連ねることから、人々が並んで行動を一緒にすることを指す。「聯」は「連」と同じ。連ねる意。「聯」は「連」とも書く。
ろうきふくれき【老驥伏櫪】
人が年老いても、なお若者と変わらぬ大志を抱くこと。もとは、年老いた駿馬しゅんめが活躍の場を失い、馬屋に伏していながら、なお若いころの千里を駆ける志を捨てない意。また、能力のある人が、それを発揮することなく老いるたとえとしても用いられることがある。▽「驥」は一日に千里を走る駿馬。「櫪」はくぬぎの木。くぬぎが床下の横木に用いられたことから転じて、ねだの意。ここでは馬屋のねだで、馬小屋のこと。「老驥ろうき、櫪れきに伏ふす」と訓読する。