ぎゅういんばしょく【牛飲馬食】
大いに飲み食いをすること。また、人並み以上にむやみに飲み食いすること。牛が水を飲むように、また、馬がまぐさを食べるようにたくさん飲食する意から。
ぎろんひゃくしゅつ【議論百出】
さまざまな意見が数多く出されて、活発に議論されること。また、そのさま。▽「百」は数が多いこと。
ぐんゆうかっきょ【群雄割拠】
多くの英雄や実力者たちが各地に勢力を張り、互いに対立して覇はを競い合っていること。▽「群雄」はたくさんの英雄・実力者。「割拠」はそれぞれが土地を分かち取り、そこを本拠として勢力を張ること。中国や日本の戦国時代などの状況をいう。
けいせいいっぺん【形勢一変】
物事のなりゆきやようすが急に変わること。また、物事のなりゆきやようすがまったく変わってしまうこと。
けいみょうしゃだつ【軽妙洒脱】
軽やかでしゃれていること。俗っぽくなく、さわやかで洗練されて巧みなこと。また、そのさま。▽「軽妙」は軽やかでたくみなさま。「洒脱」は俗気がなくさわやかなさま。さっぱりしていてこだわらないさま。
けんあいこうり【兼愛交利】
人を区別なく広く愛し、互いに利益を与え合うこと。中国戦国時代の墨子の思想。▽「兼愛」は区別なく愛すること。博愛。孔子など儒家じゅかの説く仁愛を、差別愛として対抗的に唱えられたもの。「交利」は「交こもごも利りす」と訓読し、互いに利益を与え合うこと。
けんあいむし【兼愛無私】
自他の区別なく、広く人を愛して区別がないこと。中国戦国時代の墨子の思想。▽「兼愛けんあい私わたくし無なし」と訓読する。
けんかいここう【狷介孤高】
自分の意志をかたくなに守って、他と協調しないさま。▽「狷介」は自分を固く守って妥協しないさま。「孤高」は世俗から離れて超然としているさま。
けんかいころう【狷介固陋】
かたくなに自分の意志を守って、人のことを受け入れないさま。また、かたくなで頑固なさま。▽「狷介」は自分を固く守って妥協しないさま。「固陋」は自分の狭い視野にとらわれてかたくななさま。
けんけんごうごう【喧喧囂囂】
多くの人が口やかましく騒ぐさま。また、やかましく騒ぎ立てて収拾がつかないさま。▽「喧喧」「囂囂」はともに、やかましいさま。騒がしいさま。