たんだいしんしょう【胆大心小】
大胆でいて、しかも細かな注意を払うさま。▽「胆」は度胸。「心」は気くばりのこと。
たんとうちょくにゅう【単刀直入】
遠回しでなく前置きなしに、いきなり本題に入り要点をつくさま。一本の刀を持ち、ただ一人で敵陣に切り込む意から。
たんびしゅぎ【耽美主義】
美を最高の価値と考え、その追求を人生の唯一の目的とする態度。自然より人工を、精神より感覚・情緒を、内容より形式を、写実より虚構を重んじる、芸術上の態度。デカダンス。
たんぶんこしょう【単文孤証】
たった一つの文章と、わずか一つの証拠。証拠が不十分なことのたとえ。
たんぼくじきん【端木辞金】
納得のいかない金は受け取らないということ。▽「端木」は孔子の弟子の子貢しこうの姓。「辞金」は金を受け取ることを辞退すること。「端木たんぼく金きんを辞じす」と訓読する。『蒙求もうぎゅう』の一句。
たんらくしこう【短絡思考】
物事の本質に目を向けず、本来関係の深そうにない二つの事項や因果関係を、直接、簡単に結びつけてしまう思考的欠陥。
たんりょけいそつ【短慮軽率】
⇒ けいそつたんりょ(軽率短慮)
だじょういっぺん【打成一片】
一切のことを忘れてある事柄に徹底すること。▽仏教語。禅宗で、座禅に没頭すること。座禅によって実現するすべてが一体となった悟りの境地。「打」は強意の助字で、「た」とも読む。