うんじょうりょうへん【雲蒸竜変】
英雄や豪傑などのすぐれた人物が、時運に乗じて出現し活躍すること。雲がわき起こり竜りゅうが勢いを増して、変幻自在に活動する意から。▽天に昇る竜は雲を呼び起こし、その勢いをさらに増すという。「雲蒸」は雲がわき起こること。「竜」は「りゅう」とも読む。
うんぷてんぷ【運否天賦】
人の運命は天の定めによるということ。運不運は天命であること。転じて、運を天に任せること。▽「運否」は運不運、運のあるなしの意。「天賦」は天が与える、天が与えたものの意。「否」は「ぴ」とも読む。
うんりゅうせいあ【雲竜井蛙】
地位や賢愚などの差が非常に大きいことのたとえ。雲翔かける竜と井戸のかえるの意から。▽「雲竜」は雲高く翔る竜の意から、高貴または高いことのたとえ。「井蛙」は井戸のかえるの意で、貧賤ひんせんまたは低いことのたとえ。「竜」は「りょう」とも読む。
えいかしゅうえい【栄華秀英】
草木の花の総称。▽出典の解説では「栄」は草の花、「華」は木の花、「秀」は花が咲かないで実を結ぶもの、「英」は花が咲いて実を結ばないものという。「華」は「が」とも読む。
えいしゅんごうけつ【英俊豪傑】
多くの人並みはずれた才能や能力をもつすぐれた人物。▽「英」「俊」「豪」「傑」ともに、人並みはずれて秀でていること。また、その人。
えいゆうごうけつ【英雄豪傑】
才知・武勇ともにずばぬけてすぐれた人。
えいようえいが【栄耀栄華】
富や権勢があってぜいたくを尽くすこと。また、人や家などが華やかに栄えること。また、おごりたかぶること。▽「栄耀」は栄え輝く、栄えてぜいたくな暮らしをすること。「えよう」とも読む。「耀」は輝く意。「栄華」は華やかに栄える意。「栄華栄耀えいがえいよう」ともいう。
えんえんちょうだ【蜿蜿長蛇】
うねうねと長く続いているもののたとえ。▽「蜿蜿」は蛇や竜などが、うねうね曲がりながら進むさま。「蜿蜒」「蜒蜒」とも書く。「長蛇」は長い蛇。転じて、長い列の形容。
えんかのこしつ【煙霞痼疾】
自然の美や風物をこよなく愛でること。隠居して自然とともに暮らすこと。
えんぱひょうびょう【煙波縹渺】
水面がもやなどで遠くまで煙って、空と水面の境界がぼんやりしてはっきりとしないさま。▽「縹渺」はぼんやりしてかすかなさま。「煙」は「烟」、「渺」は「緲」「眇」とも書く。