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抜本塞源の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

災いの原因になるものを、徹底的に取り除くこと。木の根を抜き、水源をふさぎ止める意から。もとは、根本を忘れて道理を乱すたとえとして用いられたが、現在では前者の意に用いられることが多い。▽「本」は木の根。「源」は水源。「本もとを抜き、源みなもとを塞ふさぐ」と訓読する。
出典
『春秋左氏伝しゅんじゅうさしでん』昭公しょうこう九年
句例
抜本塞源の改革
用例
藤原氏退治の政策としてこれを見れば、真に抜本塞源の手段なりと言わざるべからず。<山路愛山・為朝論>

抜本塞源の解説 - 学研 四字熟語辞典

災いの原因となるものを取り除いて健全状態に戻すこと。
注記
木の根を引き抜き、また、水源を塞ふさぎとめる意から。本来は、根本を忘れて道理を乱す、また、破壊すること。「本もとを抜き源みなもとを塞ふさぐ」と読み下す。
表記
「塞源」は、本来は「塞原」と書いた。
故事
中国春秋時代、晋しんが異民族の戎じゅうを引き連れて周しゅうを攻めたので、周の景王けいおうが怒り、晋の平公へいこうに使いを送り、「周と晋とは、ずっと木と根、水と水源のように切っても切れない関係にあったのに、その根を引き抜き、水源を塞ぐようなまねをするのか」と牽制けんせいした。
出典
『春秋左氏伝しゅんじゅうさしでん』昭公しょうこう九年

抜本塞源の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

《「春秋左伝」昭公九年から》木を根本から引き抜き、水の流れを水源を塞 (ふさ) いで止めること。根本の原因を取り除いて弊害が再び起こらないようにすること。「—の大改革を必要とする」

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