ふくとくえんまん【福徳円満】
幸福や財産に恵まれ、満ち足りているさま。▽「福徳」は幸福と利益の意。「円満」は満ち足りているさま。
ふくりょうほうすう【伏竜鳳雛】
才能がありながら機会に恵まれず、力を発揮できない者のたとえ。機会を得ず、まだ世に隠れているすぐれた人物のたとえ。また、将来が期待される若者のたとえとしても用いる。▽「伏竜」は伏し隠れている竜。「鳳雛」は鳳おおとりのひな。「鳳」は想像上の瑞鳥ずいちょう、鳳凰ほうおうのこと。「竜」は「りゅう」とも読む。
ふぐたいてん【不倶戴天】
同じ天の下には一緒にはいない、同じ天の下には生かしておかない意で、それほど恨みや憎しみの深いこと。もとは父の仇かたきを言った。▽「倶ともには天てんを戴いただかず」と訓読する。
ふぐたいてん【不俱戴天】
同じ天の下には一緒にいられない(生かしておかない)意で、恨みや憎しみの異常なまでにはなはだしいこと。最悪の間柄をいう。
ふけんおしん【不慊於心】
心に満足せず気がとがめること。すっきりしない生き方のこと。
ふげんじっこう【不言実行】
あれこれ言わず、黙ってなすべきことを実行すること。▽「不言」は何も言わないこと。
ふげんふご【不言不語】
口に出して何も言わないこと。▽言う、語る意の言語の「言」「語」のそれぞれに打消しの意の「不」を添えた語。一般に「言わず語らず」の形で用いられることが多い。
ふこうふしょく【不耕不織】
生産的な仕事をしないこと。また、そのような身分をいう。武士。田を耕さず、機はたを織らない意から。▽「耕」は耕す。「織」は機を織ること。「耕」「織」のそれぞれに打ち消しの意の「不」を添えた語。
ふこうまいきょ【不遑枚挙】
あまりにも数が多くて、いちいち数えきれないさま。
ふこくきょうへい【富国強兵】
国を豊かにし、兵力を増強すること。国の経済力や軍事力を高めること。