ほふくしっこう【匍匐膝行】
膝ひざを床につけたまま、腹這うようにすり足で移動すること。高貴な人の前へ進み出るときの姿勢。
ほふくぜんしん【匍匐前進】
腹這いになって、手と足(膝)で地面をするように前進すること。軍隊で歩兵などが周囲から目撃されないように腹這って移動することなど。
ほりゅうのしつ【蒲柳之質】
生まれつきからだが弱く、病気にかかりやすい体質。
ほんがんおうじょう【本願往生】
阿弥陀仏の本願によって極楽浄土に生まれること。
ほんけほんもと【本家本元】
最も正統で、おおもとをなす血筋の家や人、また、流派や商売。分家に対して、その分かれ出たもとの家。転じて、物事の発端となった出来事や中心人物。
ほんちすいじゃく【本地垂迹】
日本の神は、インドの仏や菩薩ぼさつ本体が人を救うため、神の姿を借りて現れたということ。また、そのように仏教と神道とを融合させた考え方を指す場合もある。▽仏教語。「本地」は仏・菩薩の本来の姿のこと。「垂迹」は仏が借りたいろいろな神の意。「地」は「じ」とも読む。
ほんなんしゅほく【奔南狩北】
天子が難を避けて、南や北に逃れること。▽「奔」は逃げる意。「狩」はかり、かりをする意で、天子が逃げるというのをはばかっての表現。
ほんぽうふき【奔放不羈】
⇒ ふきほんぽう(不羈奔放)
ほんまつてんとう【本末転倒】
物事の根本的なことと、そうでないこととを取り違えること。▽「本末」は根本的なことと枝葉のこと。「転倒」はひっくり返すこと。「転」は「顛」とも書く。
ほんやがくもん【本屋学問】
書名だけは知っているが、その内容が身についていない、うわべだけの学問。外題(げだい)学問。