せいさつよだつ【生殺与奪】
生かすも殺すも、与えることも奪うことも自分の思うままになること。絶対的な権力を握っていることをいう。
せいしょうらくしょく【青松落色】
友人との付き合いが途絶えることのたとえ。▽「青松」は常緑樹である松のこと。「落色」は常緑の松の色があせること。青い松がいつまでもその色を保つように、人の心がいつまでも変わらないことを「青松の心」という。
せいじゅばんざい【聖寿万歳】
天子の寿命がいつまでも続くことを願う、言祝ことほぎのことば。
せいせいるてん【生生流転】
すべての物は絶えず生まれては変化し、移り変わっていくこと。▽「生生」は物が次々と生まれ育つこと。「流転」は物事が止まることなく移り変わっていく意。「生生」は「しょうじょう」とも読む。
せきこうりゅうこう【積厚流光】
積み重ねられたものが厚ければ、それだけその恩恵も大きいということ。祖先の功績が大きければ、それだけ子孫にも大きな恩恵が及ぶこと。▽「流光」は恩徳や感化が後世まで及ぶこと。「流」は流沢・恩恵の意。「光」は広に通じ、大きい意。
せきぜんのよけい【積善余慶】
善をなせば、見かえりとしてよい事が必ずあるということ。善行を積んだ家には、子孫の代にまで及ぶ幸福が必ず訪れるという意味。
せんこふえき【千古不易】
永遠に変化しないこと。価値などが長年にわたり変化しないこと。▽「千古」は太古、遠い昔。また、そのときから現在に至るまでの長い時間。「不易」は変化しないこと。「易」を「えき」と読むときは変わる、変化するの意。
せんさいきさい【仙才鬼才】
他の人に比べて飛び抜けてすぐれた才能。▽「仙才」は仙人のような才能。仙人は人間界を離れて神通力を得た人。「鬼才」は人間業とは思えないようなずば抜けた才能のこと。もとは唐の詩人の李白を仙才、李賀を鬼才と称した。
せんざいふま【千載不磨】
千年の後まで消えないこと。
せんしばんたい【千姿万態】
さまざまに異なる姿や形のこと。また、さまざまに姿や形を変えること。▽「千」「万」は数の多いことを示す。「姿態」は姿やからだつき、また形・様子のこと。