だんてんちょうりゅう【談天雕竜】
弁論や文章の
内容が広大かつ
深遠で、また巧みなこと。転じて、広大ではあっても実用には役立たない
無駄な
議論や
行為。
- 注記
- 「談天」は、天を論ずること。「雕竜」は、竜を彫るようにみごとに文章を飾ること。「天てんを談だんじて竜りゅうを雕ほる」と読み下す。
- 表記
- 「雕」は、「彫」とも書く。
- 故事
- 中国戦国時代、斉せいの騶衍すうえんは天を論じ、騶奭すうせきはみごとな文章を作って斉の国の人が「談天衍、雕竜奭」と言ってそれをほめたという。
- 出典
- 『史記しき』荀卿じゅんけい