てんちそうぞう【天地創造】
神が天と地を創造したことによって、世界が始まったとする考え方。また、そのような神の行い。
とつきとおか【十月十日】
10か月と10日。人の妊娠期間をいう語。 [補説]人の妊娠期間は平均266日くらいといわれる。出産予定日は、WHO(世界保健機関)の指針によって、最終生理日から280日目とされるが、個人差がある。
はっこういちう【八紘一宇】
全世界を一つにまとめて、一家のように和合させること。第二次大戦のとき日本が国家の理念として打ち出し、海外進出を正当化するスローガンとして用いた。▽「八紘」は天地の八方の隅、地の果てまでの意。転じて、全世界の意。「宇」は家の意。
ふてんそつど【普天率土】
天の覆う限り、地の続く限りのすべての地。天下至る所。▽「普」は大の意。また、あまねくの意。「率土」は人の従い行く所。土地から土地へと続くこと。「率」は「循」の意。「普天の下もと、率土の浜ひん」の略。「率土」は「そっと」とも読む。また、「普」は「敷」「溥」とも書く。
ゆいがどくそん【唯我独尊】
この世で、自分ほど偉いものはいないとうぬぼれること。釈迦しゃかが生まれたときに七歩歩き、一方で天を指し、他方で地を指して唱えたという言葉と伝えられる。この世の中で自分より尊いものはいないという意味。▽「天上天下てんげ唯我独尊」の略。「唯我」はただ自分のみということ。「独尊」は自分だけが一人尊いということ。
りょうとうのいのこ【遼東之豕】
狭い世界で育ち、他の世界を知らないため、自分だけすぐれていると思い込んで、得意になっていること。ひとりよがり。▽「遼東」は遼河(河の名)の東、中国遼寧省南部地方のこと。「豕」は豚の意。「豕」は「い」とも読む。
るてんりんね【流転輪廻】
仏教のことばで、迷いの世界で人間が生死をくりかえし、果てしなくめぐりさまようこと。
ろくどうりんね【六道輪廻】
この世に生きるすべてのものは、六道の世界に生と死を何度も繰り返して、さまよい続けるということ。▽仏教語。「六道」は生前の行為の善悪によって、死後に行き先が決まる六つの世界(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)。「輪廻」は、車輪が回転してきわまりないように、霊魂は不滅で死後また生まれ変わるという考え方。