せんきゃくばんらい【千客万来】
多くの客が入れ替わりひっきりなしに来て絶え間がないこと。▽「千」「万」は数の多いことを示す。店などが繁盛していたり来客が頻繁にあったりするときに用いる。「客」は「かく」とも読む。
せんきんいっこく【千金一刻】
⇒ いっこくせんきん(一刻千金)
せんぐんばんば【千軍万馬】
非常に大きな軍隊。また、その勢いが強いことの形容。また、数多くの戦いを経験していること。転じて、豊富な社会経験があること、多くの苦労を重ねたしたたかな老練の人の形容。▽「千」「万」は数の多いことを示す。
せんげんばんご【千言万語】
非常にたくさんの言葉。また、たくさんの言葉を話すこと。さらにくどくどと言うこと。▽「千」「万」は数の多いことを示す。「言」「語」はともに言葉のこと。
せんこばんかん【千呼万喚】
何度も何度も大声で呼びかけること。何度も促したり招いたりすること。また、繰り返し叫ぶこと。▽「千」「万」は数の多いことを示す。「呼」「喚」はともに大声で呼び叫ぶこと。
せんこふえき【千古不易】
永遠に変化しないこと。価値などが長年にわたり変化しないこと。▽「千古」は太古、遠い昔。また、そのときから現在に至るまでの長い時間。「不易」は変化しないこと。「易」を「えき」と読むときは変わる、変化するの意。
せんこふま【千古不磨】
遠い昔からずっと何も変わっていないこと。特に、文化的な伝統や芸術品などに対して用いられる。
せんさくばんそう【千錯万綜】
複雑に入り組んで、混乱しているさま。
せんさばんべつ【千差万別】
さまざまに異なって同じでないこと。▽「千」「万」は数の多いことを示す。「差別」は区別・違いの意味。「差」は「しゃ」、「万」は「まん」とも読む。
せんざいいちぐう【千載一遇】
滅多に訪れそうもないよい機会。二度と来ないかもしれないほど恵まれた状態。▽「載」は「年」に同じ。「一遇」は一度出会う。「遇」は思いがけず出くわす。千年に一度偶然訪れるくらいの機会という意味。