へいいはぼう【弊衣破帽】
破れてぼろぼろの衣服や帽子。身なりに気を使わず、粗野でむさくるしいこと。特に、旧制高校の学生が好んで身につけた蛮カラな服装。▽「弊衣」は傷み破れた衣服。「破帽」は破れてぼろぼろの帽子。「破帽弊衣はぼうへいい」ともいう。「弊」は「敝」とも書く。
へいそうせんきん【弊帚千金】
自分の短所が分からないたとえ。また、自分のものならどんなにつまらないものでも、宝物のように思えるたとえ。自分のものだけをよいと思うたとえ。▽「弊帚」は破れてぼろぼろになったほうき。「千金」は貴重なことの形容。大したことのない自分のものを貴重と思う意。「弊」は「敝」とも書く。また、「千金弊帚せんきんへいそう」ともいう。