いちもんいっとう【一問一答】
一つの質問に対して、一つの答えをすること。また、質問と答えを繰り返すこと。質疑応答や問題集などの一つの形式。
かんこんそうさい【冠婚葬祭】
慣習的に定まった慶弔の儀式の総称。▽「冠」は元服・成人式、「婚」は婚礼、「葬」は葬儀、「祭」は祖先の祭礼。「婚」は「昏」、「葬」は「喪」とも書く。
きゅうとうぼくしゅ【旧套墨守】
古いしきたりや方法などを固く守ること。また、古いしきたりなどにとらわれて融通のきかないこと。▽「旧套」は古いしきたりや形式・方法。また、ありきたりのやりかた。「墨守」は固く守ること。
そうかのいぬ【喪家之狗】
やつれてしまって元気のない人、落胆して志を得ない人のたとえ。また、身を落ち着かせるところがなく放浪している者のたとえ。▽「喪家」は葬式を出して喪に服している家のこと。「狗」は犬。喪中の家では悲しみのあまり犬に餌えさをやることも忘れてしまい、犬がやせ衰えてしまうという意。また、「喪」を失うという意味にとって、宿なしの犬と解釈する説もある。「狗」は「く」とも読み、また、「犬」とも書く。
たんびしゅぎ【耽美主義】
美を最高の価値と考え、その追求を人生の唯一の目的とする態度。自然より人工を、精神より感覚・情緒を、内容より形式を、写実より虚構を重んじる、芸術上の態度。デカダンス。
ねんじゅうぎょうじ【年中行事】
毎年決まった時期に行われる儀式や行事・催し物のこと。
もんちもんばつ【門地門閥】
家柄のこと。家の格式のこと。
ゆうそくこじつ【有職故実】
朝廷や公家、武家の昔からの行事や法令・儀式・制度・官職・風俗・習慣の先例、典故。また、それらを研究する学問。▽「有職」は「ゆうしょく」「ゆうそこ」とも読む。「職」は、もと「識」と書いた。
らっけいくよう【落慶供養】
寺院・神社などの新築・改築の工事が完了したことを祝って行なう儀式。
わようせっちゅう【和洋折衷】
日本風と西洋風の様式を、程よく取り混ぜること。▽「折衷」は二つ以上の事物や考え方などのそれぞれよい所を、適度に合わせて一つにすること。「衷」は「中」とも書く。