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惻隠之心の解説 - 学研 四字熟語辞典

他人に対する憐れみの心。相手の身になって同情し、情けをかけること。
注記
「惻」は、いつも心に気にかけること。「隠」は、相手の身になって心配すること。「惻隠の心は仁じんの端たんなり」の略。「惻隠」は、孟子の性善説の四端したんの一つで、他の三つには「羞悪しゅうお(恥じ入る心)」「辞譲じじょう(人にへりくだって譲る心)」「是非ぜひ(善悪を判断する心)」がある。それぞれ義・礼・智の糸口とする。
出典
『孟子もうし』公孫丑こうそんちゅう・上
用例
の子を其処そこになげいだして、身を飜ひるがえして迯げんとせしが、またもや泣きだす声ききては再び起こる惻隠心。〈坪内逍遥・当生書生気質〉
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