へいいほうはつ【敝衣蓬髪】
破れてぼろぼろの衣服に、汚く乱れた頭髪。汚い格好。なりふりに構わないこと。▽「敝衣」は傷み破れた衣服。「蓬髪」はよもぎのように乱れた髪。「敝」は「弊」とも書く。
へいかそうじょう【兵戈槍攘】
激しい戦いの形容。武器が乱れ動く意。▽「兵戈」はほこ。転じて、武器・戦争の意。「槍攘」は乱れるさま。「槍」は「搶」とも書く。
へいそうせんきん【弊帚千金】
自分の短所が分からないたとえ。また、自分のものならどんなにつまらないものでも、宝物のように思えるたとえ。自分のものだけをよいと思うたとえ。▽「弊帚」は破れてぼろぼろになったほうき。「千金」は貴重なことの形容。大したことのない自分のものを貴重と思う意。「弊」は「敝」とも書く。また、「千金弊帚せんきんへいそう」ともいう。
へんぽうじきょう【変法自強】
法律や制度を変えて、自国を強くする意。▽「自強」はみずからを強くする意。清朝の末期に康有為こうゆうい梁啓超りょうけいちょうらが、制度や法の根本的改革を主張して推進した政治改革運動。「強」は「彊」とも書く。
へんりきょうせい【片利共生】
ともに生きていながら、一方は利益を受けるが、他方は利益も害も受けないこと。樹木とその樹皮につく地衣類の関係など。▽「共生」はともに生活すること。また、異種の生物が一緒に生活をすること。「生」は「棲」とも書く。
ほうえんだんう【砲煙弾雨】
砲弾を撃ち合う激しい戦い。また、そのさま。▽「砲煙」は大砲を撃つときに出る煙。「弾雨」は弾丸が雨のように盛んに飛んで来るさま。「煙」は「烟」とも書く。