きょうげんきご【狂言綺語】
道理にはずれたことばや、うわべだけ美しく飾ったことばのこと。転じて、
小説や
物語、
戯曲などを卑しめていうことば。
- 注記
- 「狂言」は、道理にはずれたことば。「綺語」は、うわべだけ美しく飾り立てたことば。儒教や仏教の立場で、虚構や文飾の多い小説や物語、戯曲などを卑しんでいったことば。「綺語」は、「きぎょ」とも読む。
- 出典
- 白居易はくきょい「香山寺白氏洛中集記こうざんじはくしらくちゅうしゅうき」
- 用例
- もともと狂言綺語きぎょ即ち詩歌を讃仏乗の縁として認めるとした白楽天のような思想は保胤の是ぜとしたところであったには疑無い。〈幸田露伴・連環記〉