きょうかんじごく【叫喚地獄】
泣き叫ばずにはいられないような状況のこと。
しょうねつじごく【焦熱地獄】
焦げて燃え上がらんばかりに熱い場所のこと。悪事をはたらいた者が、地獄で投げ込まれる猛火の場所の意味。八大地獄の一つ。
てんろうせつごく【天牢雪獄】
豪雪に埋もれ、行き来も思うようにならない状態を、天の作った牢獄にたとえた語。 [補説]出典は江戸時代の「沢内風土記」。沢内は岩手県和賀郡沢内村(現、西和賀町)のこと。
はちだいじごく【八大地獄】
熱気で責め苦しめられる8種の地獄。等活・黒縄(こくじょう)・衆合(しゅごう)・叫喚・大叫喚・焦熱・大焦熱・阿鼻(無間(むけん))の八地獄。八熱地獄。八大奈落。→地獄1
はちねつじごく【八熱地獄】
仏教のことばで、数ある地獄のうち、炎と熱による苦しみで苛さいなまれる八種の地獄の総称。
はっかんじごく【八寒地獄】
仏教でいう地獄のうち、寒さと氷で亡者を苦しめる八種の地獄の総称。
へんげんせつごく【片言折獄】
ただ一言で人々の納得のいくような裁判の判決を下すこと。また、一方だけの言い分を信じて、裁判の判決を下すこと。▽「片言」は一言での意。また、後者の意のときは、一方だけの言い分の意。「折」は「断」と同義で、善悪を折中して判決を下すこと。「獄」は訴訟のこと。「片言へんげん獄ごくを折さだむ」と訓読する。
むけんじごく【無間地獄】
大悪を犯した者が、死後絶えることのない極限の苦しみを受ける地獄。仏教でいわれている八大地獄の八番目。▽仏教語。八大地獄とは、仏教で説かれているさまざまな地獄の中でも最も有名な八つの地獄のこと。等活とうかつ黒縄こくじょう衆合しゅごう叫喚きょうかん大叫喚・焦熱しょうねつ大焦熱・無間の八つをいう。「無間」は間断のないこと。「間」は「げん」とも読む。