けいいばんたん【経緯万端】
物事が入り組んでいるため、手がかりが見つけられないことのたとえ。
しゅそりょうたん【首鼠両端】
ぐずぐずして、どちらか一方に決めかねているたとえ。また、形勢をうかがい、心を決めかねているたとえ。日和見ひよりみ。穴から首だけ出したねずみが外をうかがって、両側をきょろきょろ見回している意から。▽「首鼠」は「首施しゅし」に同じで、躊躇ちゅうちょするさまともいう。「両端」はふた心の意。
せんしょばんたん【千緒万端】
物事がごたごたして複雑であることの形容。さまざまな雑多な事柄。▽「千」「万」は数の多いことを示す。「端緒」が千も万もある、ということ。「端」は物事の出発点、「緒」は物事の糸口・取っ掛かりを示す。「緒」は「ちょ」とも読む。
たじたたん【多事多端】
仕事が多くてたいへん忙しいさま。▽「多事」はするべき仕事が多いこと。「端」は物事の始めの意で、「多端」は仕事が多く忙しいさまをいう。
ちゅうとはんぱ【中途半端】
物事が不完全で未完成なさま。どっちつかずで徹底しないこと。
ばんじばんたん【万事万端】
あらゆることと、それに関するすべての事柄、すべての手段。