いってきせんきん【一擲千金】
一時に惜しげもなく大金を使うこと。大事を思い切りよく実行すること。豪快な振る舞いや思い切りのよいたとえ。一度の賭かけに惜しげもなく大金を賭ける意から。▽「擲」は投げる、投げ出す意。「千金一擲せんきんいってき」ともいう。
おうほうじゅんし【枉法徇私】
法を悪用して、私利私欲にはしること。また、正しいきまりを曲げて、わがまま勝手に振る舞うこと。▽「枉」は曲げる、ゆがめる意。「徇」はしたがう意。「法ほうを枉まげて私しに徇したがう」と訓読する。
おおばんぶるまい【大盤振舞】
盛大にごちそうしたり、気前よく物を与えたりすること。▽「大盤」は、高貴の人の家などで食べ物を入れた器を載せる台の意。もとは「椀飯振舞おうばんぶるまい」と書き、「椀飯」は椀わんに盛った飯をすすめる意。また、王朝時代には宮中で供せられる膳ぜん、江戸時代ごろには民家で正月に親戚しんせきなどを招いて、宴会を催すことをいった。「大盤」はこの「椀飯」の字から転じて、慣用化したものとされる。
かぶおんぎょく【歌舞音曲】
歌と舞踏と音楽。
きょうきらんぶ【狂喜乱舞】
思わず小躍りするほど大いに喜ぶこと。▽「狂喜」は狂おしいほどに大喜びすること。「乱舞」は入り乱れて躍ること。
きょくひつぶぶん【曲筆舞文】
⇒ ぶぶんきょくひつ(舞文曲筆)
ぎょうぎさほう【行儀作法】
礼儀にかなった立ち居振る舞いの仕方。
ざがこうほ【坐臥行歩】
立ち居振る舞いのこと。座ったり、寝たり、歩いたりする意から。▽「坐」は「座」とも書く。
しゅぶそくとう【手舞足踏】
大きな喜びなどで、気持ちが高ぶって、思わずそれが身振り手振りとなって現れること。▽「手舞」は手を動かして舞う、「足踏」は足を踏みならす。ともに踊りの動き。それによって自分の気持ちの高揚を表現することからいう。「手の舞い足の踏ふむを知らず」の略。
たにんぎょうぎ【他人行儀】
親しい間柄なのに、親しくないように、よそよそしく振舞うこと。