ぜんじんみとう【前人未踏】
過去にだれも到達したり足を踏み入れたりしていないこと。いままでだれも成し遂げたことがないということ。▽「前人」は今までの人、先人。「未踏」はだれもその場所に踏み込んでいないということ。「未踏」は「未到」とも書き、この場合はだれもたどり着いていない地点。
ぜんだいみもん【前代未聞】
これまでに聞いたこともないような珍しく変わったこと。また、たいへんな出来事。▽「前代」は現在よりも前の時代、過去。「未聞」は、まだ聞いたことがないという意味。
どくしょしょうゆう【読書尚友】
書物を読んで、昔の賢人を友人とすること。▽「尚」は過去にさかのぼる意。
ばんこせんしゅう【万古千秋】
永遠に。はるか過去から未来までずっと。▽「万古」はいつまでもの意。また、大昔のこと。「千秋」は千年で、非常に長い年月、永久の意を表す。
ひゃくはちぼんのう【百八煩悩】
人間が過去・現在・未来にわたって経験する多くの心の迷いや苦しみのこと。▽「煩悩」は仏教用語で、人間の心身をわずらわし悩ませる迷いの心の意。それが全部で百八種類あるという。
むしこうごう【無始曠劫】
始めがわからないほどの遠い過去。「妻子といふものが、—よりこのかた生死に流転するきづななるがゆゑに」〈平家・一〇〉