あんていせいちょう【安定成長】
ある国の経済規模が急激に変化せずに、安定した伸び率で増大していくこと。
いちじつのちょう【一日之長】
一日早く生まれた意。少し年長であること。転じて、ほんの少し経験があり、技能などが他よりわずかにすぐれていること。自分の経験・能力・技能などを謙遜けんそんしていう語。▽「日」は「にち」とも読む。
いったんいっちょう【一短一長】
⇒ いっちょういったん(一長一短)
いみしんちょう【意味深長】
人の言動や詩文などの表現に、非常に深い趣や含蓄のあるさま。また、表現の表面にあらわれた意味のほかに、別の意味が含まれているさま。後者は俗に略して「意味深いみしん」ともいう。▽「深長」は奥深くて含蓄のあるさま。
さくしのさんちょう【作史三長】
歴史書を著作・編集するのに、歴史家に必要な三つの長所。才知・学問・識見をいう。
さんこうすいちょう【山高水長】
山が高くそびえ、川が長く流れるさま。高潔な人の功績や徳望が崇高で、長く人に仰がれることの形容。また、人の品性が高大で高潔なことの形容に用いられることもある。▽「山高」は山がどっしり高くそびえる意で、功績や徳望の高さを人から仰がれるたとえ。「水長」は川の水が絶えることなく流れる意で、長く尽きることのないたとえ。「山やまのごとく高たかく水みずのごとく長ながし」と訓読する。
しゃたんしゅちょう【舎短取長】
短所や欠点を捨てて、美点や長所を選び伸ばすこと。▽「舎」は捨てる意。「短」は短所・欠点。「長」は長所。「短たんを舎すて長ちょうを取とる」と訓読する。
せきたんすんちょう【尺短寸長】
人や物は、それぞれ長所と短所があって、時と場合で評価も変わるということ。また、何においても完璧かんぺきなものなどないということ。一尺の長さは、短いと感じる時もあり、長いと感じる時もあるという意味から。
ぞくたんだんちょう【続短断長】
過不足のないように物事を調整すること。また、天性をないがしろにして無用な調整をすること。▽「続」は継ぎ足すこと。短いものを継いで、長いものを断ち切り、ほどよく整えるという意。「短たんを続つぎ長ちょうを断たつ」と訓読する。「断長続短だんちょうぞくたん」ともいう。
ひゃくやくのちょう【百薬之長】
酒をたたえることば。酒はどんな薬よりも効く、最もすぐれた薬であるということ。