えきしゃさんごう【益者三楽】
人の好む三つの有益なもの。また、益を得る三つの楽しみのこと。一つは、礼儀と音楽（雅楽）をほどよくおこなうこと。二つは、他人の美点を話題にすること。三つは、すぐれた友人を多くもつこと。
えんもくとじ【鳶目兎耳】
トビの目は遠くのことまで目ざとく見つけることができ、兎の耳はどんな小さな音もよく聞こえるという意で、そのような目と耳を持った鋭い人。
かぶおんぎょく【歌舞音曲】
歌と舞踏と音楽。
かんてんどうち【撼天動地】
活動がめざましいこと、人々を驚かすほどの大きな出来事のたとえ。また、音声がきわめて大きいことのたとえ。
きょうおんくうこく【跫音空谷】
⇒ くうこくのきょうおん（空谷跫音）
こうきんげきせき【敲金撃石】
詩や文章の音の響きやリズムが美しいことのたとえ。
こうようがんだん【衡陽雁断】
音信が途絶えることのたとえ。
しょうきゅうのとり【傷弓之鳥】
一度の失敗や災難で、臆病おくびょうになっておじけづくこと。弓矢で傷ついたことのある鳥は、楽器の弦をはじく音にさえ、おびえて高く飛ぶという意味から。
しんてんどうち【震天動地】
大事件が起こることの形容。勢いや音などが、人を驚かすほどに激しく大きいさま。天地を震動させる意。また、そのような大音響や大騒動のこと。▽「天てんを震ふるわし地ちを動うごかす」と訓読する。
せいてんのへきれき【青天霹靂】
まったく予期しなかった突然の出来事。急に受けた衝撃や打撃。快晴の空に不意に轟とどろいた雷の音という意味。
