おんこうとくじつ【温厚篤実】
温かで情が厚く、誠実なさま。人の性質をいう語。▽「温厚」は穏やかでやさしく、情が深いこと。「篤実」は人情に厚く実直なさま。誠実で親切なこと。「篤実温厚とくじつおんこう」ともいう。
きせいじじつ【既成事実】
すでに現実になっていて、だれもが認める物事のこと。また、だれもが認めるのが当たり前の物事のこと。
きょきょじつじつ【虚虚実実】
互いに策略や手段を尽くして戦うこと。また、うそとまことを取り混ぜて、相手の腹を読み合うことにもいう。▽「虚」は守りの弱いところ、「実」は守りの堅いところ。実を避け虚をついて戦う意。「虚」「実」のそれぞれを重ねて、意味を強調した語。
めいせいかじつ【名声過実】
実際の才能や技能などよりも評判のほうが高いこと。評判ほどではないこと。
ゆうそくこじつ【有職故実】
朝廷や公家、武家の昔からの行事や法令・儀式・制度・官職・風俗・習慣の先例、典故。また、それらを研究する学問。▽「有職」は「ゆうしょく」「ゆうそこ」とも読む。「職」は、もと「識」と書いた。
ゆうめいむじつ【有名無実】
名ばかりが立派で、それに見合う実質が伴わないさま。