きかいきんとう【機会均等】
すべての人や組織・団体に対して、機会を平等に与えること。
くえいっしょ【倶会一処】
仏語。念仏者は等しく西方浄土に往生し、一つところに相会うこと。阿弥陀経に「諸上善人倶会一処」とあるところから出た語。
どかいさんとう【土階三等】
入り口にある土の階段が三段しかない、質素な宮殿のたとえ。転じて、住居や生活の質素なことのたとえ。▽「等」は階段の段のこと。
ばんぶつせいどう【万物斉同】
人の認識は善悪・是非・美醜・生死など、相対的概念で成り立っているが、これを超越した絶対の無の境地に立てば、対立と差別は消滅し、すべてのものは同じであるとする説。人の相対的な知を否定した荘子そうしの思想。▽「斉」は等しい意。
ひにくこうしゅ【肥肉厚酒】
ぜいたくな食べ物と酒。肥えてたいへん美味な肉と、上等なうまい酒。▽「肥肉」は鳥やけものの肥えておいしい肉、「厚酒」はおいしい酒の意。「厚酒肥肉こうしゅひにく」ともいう。
へいがせいく【並駕斉駆】
実力・能力・地位などに差がないこと。数頭の馬がくつわを並べて、一台の車を引っ張り疾走する意から。▽「駕」は馬車・のりもの。「斉」は等しい意。「駆」は馬が走ること。また、馬を走らせること。「斉駆並駕せいくへいが」ともいう。
むけんじごく【無間地獄】
大悪を犯した者が、死後絶えることのない極限の苦しみを受ける地獄。仏教でいわれている八大地獄の八番目。▽仏教語。八大地獄とは、仏教で説かれているさまざまな地獄の中でも最も有名な八つの地獄のこと。等活とうかつ黒縄こくじょう衆合しゅごう叫喚きょうかん大叫喚・焦熱しょうねつ大焦熱・無間の八つをいう。「無間」は間断のないこと。「間」は「げん」とも読む。