しんしけいしゅう【慎始敬終】
物事を、最初から最後まで気を抜かず、手抜きもせずにやり通すこと。▽「慎」も「敬」も注意深く行う意。一般に「始はじめを慎つつしみ、終おわりを敬つつしむ」と訓読を用いる。
しんしさくらく【参差錯落】
いろいろと、ふぞろいの物が入り混じっているさま。▽「参差」は長短・高低入り混じり、ふぞろいなさま。「錯落」はたくさんの物がごたごた入り混じるさま。
しんししゅくじょ【紳士淑女】
品格や良識があって、礼儀正しい男性と女性。
しんしほしゃ【唇歯輔車】
一方がだめになると、他方もだめになってしまうような、お互いが助け合うことによって成り立つ関係のたとえ。もちつもたれつの関係をいう。▽「唇歯」はくちびると歯。「輔車」は頬骨ほおぼねと下あごの骨のことで、一説に車の添え木と車ともいい、他にも説がある。くちびると歯や頬骨と下あごの骨は、切っても切れない密接な関係にあることから。「輔車唇歯ほしゃしんし」ともいう。「唇」は「脣」とも書く。
しんしゅかかん【進取果敢】
みずから進んで積極的に事をなし、決断力が強く大胆に突き進むさま。▽「進取」はみずから進んで事をなすこと。「果敢」は決断力が強く大胆に物事を行うさま。
しんしゅくじざい【伸縮自在】
自由に延ばしたり縮めたりできること。
しんしゅつきぼつ【神出鬼没】
自由自在に素早く現れたり、隠れたりすること。きわめて巧妙に出没し、所在が分からないこと。出没の変幻自在なさま。
しんしょうひつばつ【信賞必罰】
賞罰を厳格に行うこと。賞すべき功績のある者には必ず賞を与え、罪を犯し、罰すべき者は必ず罰するという意味。▽「信賞」は間違いなく賞を与えること。「必罰」は罪ある者は必ず罰すること。
しんしょうふうけい【心象風景】
心の中に思い描いた景色。体験や感情、感覚によって生み出される想像上の風景。
しんしょうぼうだい【針小棒大】
些細ささいな物事を、おおげさに誇張して言うこと。▽針ほどの小さいものを、棒ほどに大きく言う意から。