ろくどう-りんね【六道輪廻】
この世に生きるすべてのものは、
六道の
世界に生と死を
何度も繰り返して、さまよい続けるということ。▽仏教語。「
六道」は生前の
行為の善悪によって、
死後に行き先が決まる六つの
世界(
地獄・
餓鬼・畜生・
修羅・人間・
天上)。「
輪廻」は、
車輪が
回転してきわまりないように、
霊魂は
不滅で
死後また生まれ変わるという考え方。
- 出典
- 張説ちょうせつ「唐陳州竜興寺碑とうちんしゅうりゅうこうじひ」
- 句例
- 六道輪廻の思想
- 用例
- また私はここで仏法の六道輪廻を思いみる。インドには、殊にシャカムニの生国としてのインドには、そもそもから進歩などという想念はなかったろう。<唐木順三・死の灰についてのひとりごと>
- 類語
- 輪廻転生 流転輪廻 六趣輪廻