千篇一律の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

作られた多くの文章や芸術作品などが、どれも同じ調子体裁で変わりばえのしないこと。転じて、どのようなことでも機械的に一つのマニュアルに従って処理して、融通がきかないこと。また、平凡で何の特徴もないこと。▽「千篇」は数多くの詩文のこと。「一律」はすべて同じ調子で変化がないこと。「篇」は「編」とも書く。
出典
『詩品しひん』中
句例
千篇一律のあいさつ
用例
年がら年中同じような色里の女に溺おぼれて、千篇一律の放蕩ほうとうを謳歌おうかしている悪友どもの生活が、<谷崎潤一郎・人魚の嘆き>

千篇一律の解説 - 学研 四字熟語辞典

どれもこれも変わり映えがなく、同じに思えること。何の変化もなく、面白おもしろみに欠けること。多数詩文同様調子で作られていること。
表記
「千編一律」とも書く。
出典
『詩品しひん』中

千篇一律の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

[名・形動]多くの詩がいずれも同じ調子で変化のないこと。転じて、多くの物事がみな同じ調子で、おもしろみのないこと。また、そのさま。「—な(の)正月映画」

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。